人間活動日記

はやく人間になりた~い!

ああ離れがたし角栓パック

 この15分ほど、鼻から取れた角栓をただただ眺めていた。

 …という書き出しを書いたところで記憶が途切れた。気づいたら朝だった。書き出したの、まだ21時過ぎぐらいだったんだけど…。新しい仕事が朝からということもあって、ここ2週間ほどは意図的に早く寝ていることもあるのだが、それにしたって早すぎる。今晩『あなたの番です』の最終回があるんだけど、果たして起きていられるのかな…。

 それはさておき、角栓パックの話。

 角栓パックの存在を知ったのは確か高校生ぐらいの時だったように思うが、その頃からまことしやかにささやかれているのは「角栓パックって逆に毛穴広がるからやめた方がいいらしいよ~」ということである。まあ確かにガムテープで毛抜きするのと似たような感覚があるので(?)まったくその説に異論はない。

 が、それでもXX歳になった私はいまだにやってしまう。

 ああ、離れがたし角栓パック。

 そもそも私が角栓パックをするのって、美容意識のたまものではない。あの、真っ白(たまに真っ黒)なパックの上に、ちらほらと茂る角栓の草原。「おお、おお、こんなにも私の鼻に生えておったのか」と確認すると共に、まるで農家の人が収穫した野菜やら何やらの山を見て感慨にふけるような(角栓と一緒にされちゃたまんないよなと思う全農家のみなさまにお詫び申し上げます)、そんな感覚を楽しんでいるのである。ちなみに今はもう寝て起きて朝になってしまったのだが、昨日おぼろげな頭で書こうとした日記には、鼻がつるつるすべすべであることも書こうとしていた。これも角栓パック快感のひとつである。

 しかしこの角栓パックもそうなのだが、たとえば女性の(もちろん男性も)こういった身の回りのケアというか、言ってしまえば腋毛とか、いつから行われるようになったのだろう?

 言わずもがな大昔はそれこそボーボー(汚い話ですみません)だったと思うのだけど、たとえば映画で見るクレオパトラなんかはもちろん綺麗な腋をしているが、一方で本物のクレオパトラは果たして処理をしていたのだろうか? 処理をしていたのなら、いったいどんな処理方法だったのだろう?

 そもそも、いつから腋毛が恥ずかしい、目に見えるとみっともない、という概念になって処理がされるようになったのかも謎である。いや、たしかに誰だって腋からボーボー(汚い話で以下略)はなんだかなぁと思うかもしれないけど、でもそれは現代に生きる私たちだからこそ思うことなのではないかと思うのだ。

 だってクレオパトラなら腋をそのままにして佇んでいても美しそうじゃない? 傾国の美女なわけだし…。顔とスタイルがよければそんな些末なこと気にするこたぁないって思うかもしれないし。懐の狭い男はモテないからな。

 あれ? でも日本画とかで天女に腋毛が生えてるのは見たことがない気がする…。もしや日本では昔からムダ毛処理が行われていた!? そういえば時代劇とかに出てくる髷?は確実に頭を剃り込んでるから、剃刀は存在していたんだろうし…ということはムダ毛処理も可能という理論になる。そのうえ、クレオパトラならいざ知らず、日本人が「腋の毛が見えるなんてみっともない…」と処理をしている姿はなんだか想像がつく。うん。ぴったりだ。

 私? 私はそもそもノースリーブを着ないので……To be continued....